「ミーラインソフィア」-絵本・童話・生命の知識- ブログページ

ミーラインソフィアのブログページです。
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見返りを求めないコツ

人間ですから、何かと自分がやった行為に見返りを求めるのは自然なことです。
ですが、見返りを求めることは結果を求めることなので、
そればかりに意識が向くと願いが叶えられずに自分が苦しくなります。


これは、もともと魂というのは与えることで満足するようにできているからです。
神が作ったシステムにおいて、常に見返りは与えられています。
ただそれは物的なものや実際の行為というよりは、


心の充足、真実の満足感というもので示されます。


もし私たちが本来の価値観にもとづいて
神が与えた充足という快楽を是とするのならば、
与えるだけでお釣りがくるくらいの満足を感じるでしょう。


が、それができれば苦労はないです。


なにせここは地上世界。未熟な霊魂がやってくる場所。
もしそれが簡単にできていれば最初から来ていません。



ということで、今日は見返りを求めないコツを軽く紹介します。


最終的には自分自身を鍛えることでそうした問題はクリアできますが、
その最初の基準として大切なのは


イエス・ノーをはっきりすること


これに尽きるでしょう。


人間、割り切ることですべてに対してはっきりとした態度を示せます。
ただし、これがまだできない人の場合(けっこう多くの人がそれで悩みますが)


「なんだか相手に悪いから引き受けようか」
「本当はやりたくないけど、断りにくいし・・・」


という優柔不断な考えで引き受け、あるいは与えてしまって
「あんなにしてあげたのに何もない!」というふうになってしまいます。
まあまあ、よくありがちですね。
でも、これはやっぱり見返りを求めていることになるから苦しむのです。


これを解決するには、まず最初の前提として、


自分の中で「これはOK」「これは駄目」という基準をはっきり決めてみましょう。


そうすると、最初から自分の中でOKのものと決めているので、
それに関しては何も見返りを求めないようになります。



先生で例を挙げれば、特に人間関係でいえば


「普段からコミュニケーションが取れる人はOK」


「取れない人はNG」


という区切りを設けています。


人間ならば誰でもそうでしょうが、信頼関係があるかどうかです。
これは人それぞれで価値観が違うでしょうが、
私個人が重視するのはコミュニケーションです。


この前何かの番組でやっていましたが、
「女性は一週間に三日以上会う人に恋愛感情を抱きやすい」
というものがありました。
常時密接な関係にあれば親しくなるのは当然のことでしょう。


これと同じで、普段連絡しても返信がなく、
自分に都合の良い時だけ連絡してくるような人がいれば、
その人と付き合いたいとは思わないものです。


ましてや何かを無理にしてあげようとすれば、


本当はやりたくないので、その反動で見返りを求める考えが生まれてしまいます。



つまりは信頼関係ができていないのです。
状態でいえば「不審」「疎遠」「嫌悪」なので自然なことです。
それを押し隠して自分を美化してしまうと苦しくなるわけです。


先日も先生はこうした人からお願いをされて、即NOと言いました。
昔は仲が良かったですが、だんだんコミュニケーションが取れなくなって
ある時を境に「NG設定」にされてしまった人でした。


「都合のいいときだけ言われてもな・・・」ということで、
当然社交辞令で当たり障り無くですが、即座にNOを言いました。
うん、すっきりしますね。後腐れないです。
これは自分のルールに従ったからなのです。



他にあるルールとしては


「けっして貸さない。貸すくらいならあげる」


「与えたものは忘れる」


というものがあります。


けっこう友達同士で借りパクというものがありますので、
そうしたことを経験してきて、貸すくらいならあげようというルールを作りました。
これはお金に関しても同じです。


貸し借りで気まずい思いになるくらいなら、最初からあげる。
実に簡潔なルールを設けたのです。


そして、与えたものは忘れるという最大のルール。


先生はもともと常に何か新しいことに熱中しているので
過去をあまり覚えていません。
学生時代の同級生なんてもう完全に忘れているくらいです。


それに、嫌々あげたものでなければ見返りを求めないことにも
薄々ながら気がついていたので、これを厳格なルールにしました。
しかもルールにしてそれが当たり前になると
もうあげたことすら完全に忘れていて、


三日前のことでも「え? あげたっけ?」


という状態になります。
下手をすると昨日あげたものすら忘れているくらいです。
もともと物に頓着しない性格なのも幸いしているかもしれませんけど。



もう一つそれ以上に大切なルールがあるとすれば


「無理をしない」


これに付きます。


何事も無理をして良いことはありません。
自分に与えられた範囲で、小さなことをこつこつやればよいのです。
それを自尊心や自意識から過大なことをやろうとするから歪みが生まれます。



以上、見返りを求めないコツは


自分の中でルールを作って、それを基準に即断する。


ということです。


長引けば長引くほど考えてしまって気苦労が増えます。
自己啓発本でも、今やるべきことはすぐに取り掛かることで
心の平静を保てるようになるとあります。


メールが来たらすぐに返信する。
断るときはすぐに断る。
今やるべき作業は、今取り掛かる。


たったこれだけです。


たしかに与えることは美徳です。
敵を愛すること、嫌いな人に尽くすこと、これもすごいことです。
しかし、神というシステムは常に叡智を求めます。


霊訓で言えば「人を愛することと、すべての人にアイラブユーと言うことは違う」
ということです。
こうした微妙な違いを理解できて初めて知恵が叡智になるのです。


だれかれ構わず八方美人でいることは、けっして美徳ではありません。
むしろ自分を偽った当然の結果として苦しみが生まれるのです。