「ミーラインソフィア」-絵本・童話・生命の知識- ブログページ

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教育無償化について考える

最近教育無償化について話題に上っていますね。
先生は昔から教育無償化は当たり前だと思っていたので賛成ですが、
賛否両論の状況を見ていると、「おや?」と気がついたことがあります。


それは


今の制度が前提として考えていること


です。


否定派の人の意見は、現在の学校の制度でやることを前提としています。
もしそうならば、たしかに頷ける意見ばかりです。


しかし、先生の考えている無償化の形とは少し違います。


先生の意見としては


将来的に無償化によって学校に通う必要性がなくなる


ということを最大の利点として考えています。


ですので、その最初の段階であるこの時点で賛成するのは当然の流れとなります。



まあ、色々と語弊がありそうな言い方をしましたので、
ここは丁寧な説明が必要ですね。
とはいえ全部を説明する余裕がないので、ざっと触りだけ。


まず、学力の向上のみを目的とした場合、多人数での勉強は非効率的です。


というのも先生の経験上、勉強は単独でやったほうが進みが早いからです。


ここで何の実績もないと単なる主張に終わりますのであえて言いますが、
先生の高校生の頃の成績は学年トップ(文系)でした。
進学校で地域では三番目くらいの学校でしたけど、
特に興味もないので近くの学校に通っていた感じです。


大学も指定校推薦で行きました。
自分が選んであとの残りを他の人が選ぶ、という状況でした。
普段は完全に忘れていますが、学生時代の友達に会うとたまに言われるので、
人間のイメージとは怖いと常々思うものです。


なにせ当時の先生は美術のことしか頭になくて、
勉強そっちのけで絵を描いていたのです。
大学に通うつもりもなくて、先生に説得されて嫌々という感じでした。


・・・ええまあ、当時は相当絵が下手だったのですけどね
当然の説得だと思います。



で、先生が今まで経験した中で一番良かったのが個人塾です。


各自の進み具合に応じたプリントを配布されるので、
独り静かに臨み、できたら先生のところに持っていき、
そこで回答とコツを聞きながら自分の課題をこなしていきます。
生徒も何人か来ますが、先生との会話以外誰もしゃべりません。
静かな空間でできるので集中できます。


また自分の速度でやれるのでとても快適に進みますし、
小学生の段階で中学生の問題もやっていたので、
逆に小学校のテストで「学校だと方程式を使ったらいけないのか? やりにくいな」とか思っていたくらいです。


その後、中学生になって普通の塾に通ったのですが、
「こんなの小学生でやる問題じゃないのか?」と困惑したものです。
他人(クラス全体)に合わせて進むので非常にやりにくい印象を受けました。


英語も別の個人塾に通っていたので、最初の入塾テストで
ブロック体を思い出すまで時間がかかったくらいです。
(個人塾では筆記体しか書いてはいけなかった)
アメリカではブロック体がメインらしいので、これも時代を感じさせますね。


個人塾だとそれに特化した人が教えてくれるので、
どんどん先に進めるメリットがあります。
英語だと中学生の段階で高校生の中でも難しい教材を使って勉強していましたので、
英語は嫌いでしたが、学生時代に英語で苦労することはなかったですね。



よくテレビで見る林先生の塾の光景で


自分で講義の動画を再生しながら、好きなところで巻き戻して自習する姿がありました。


あれはとてもよいと思います。


個人塾の光景を思い出し、「これなら勉強ができるようになるのも当然」と思ったくらいです。


先生がイメージしている勉強の姿はこれです。


実際のところ利権が関わるので難しいのですが、
仮にすべてが完全無償化になった場合、すべての授業(+教材)はネットで完全公開されますので、わざわざ通う必要性がないわけです。


テストに関しても、わざわざ特定の時期にやる必要性がありません。
先生が個人塾でやっていたように、そのレベルに達した人はいつでもできるようにすれば、学年という概念も実のところあまり意味がなくなります。


学校に通う手間もなくなりますし、各人が自由に課題をこなせるので
効率的に学ぶことができます。



とまあ、ここまではあくまで勉強のお話


何事も必ず複数の問題が絡み合うので、これも簡単にはできません。
また、学校に通うことのメリットもあります。
これについて述べると本一冊分くらいになるので、ここでは控えるべきでしょうし、
公的機関がけっこうどろどろして足を引っ張るので難しい局面も多いでしょう。


子供特有の問題として身体の成育の問題もあります。
どんなに優秀でも、子供には子供の体験が必要なのも確かです。


ただ、現在の社会を生み出した一つの要因に学校があります。


学校それ自体は当然悪いものではありませんが、
自由な発想、個人の可能性を制限する可能性があるのも事実です。
学校で変な価値観を植えつけられる問題もあります。
本来は自由闊達な想像力を身につける段階で、過度な押し付けはいずれ反発を呼びます。


そして、実際にそれを起こしています。
先生も大人になってから「勉強ってこんなに楽しいんだ」と思いました。
強要されるとつまらなくなるのは誰だって同じことです。


また、学校というもので社会と子供を切り離すことにもメリットとデメリットがあります。
たとえば先生のような四十歳前のおっさんが公園にいると警戒される社会は
普段から子供が大人(年上の人)と関わる場を阻害することで起こる現象です。


学校の役割の一つである集団活動が、学童やボーイズスカウトなどに置き換わり、
子供が普段から社会と触れ合うようになれば、こうした問題も減ってきます。


べつに子供の頃から働いてもいいわけです。
こちらも子供の労働という別の問題が関わってくるので異論もありますが、
簡単なお手伝いをしたりすることで社会性が育まれます。
資本の再分配が進めば、こうした問題も減ってきます。



さて、ここでは到底言い切れないので、まとめです。



先生が学校で学んだことは勉学ではなく


さまざまな人間を観察できたこと


でした。


勉強だけならば独りでできますので、
教材とアドバイスをくれる人がいれば問題ありません。
しかし、人を観察するには集団の中が一番です。


高校生まではあまり意識しませんでしたが、
大学生になると本当に「人間的に大丈夫か!?」という人が大勢いました。
そうした人間は先生にとって新鮮だったので、そこで色々と勉強になったわけです。


人間は常々自分が快適な空間を求めていますが、
実際のところ成長するためには嫌な要素が必要なわけです。
嫌な人間と出会ったり、違う考え方と出会ったりしながら
自分の幅を広げていくことで成長します。


華やかに見える霊界だって、成長するためにわざわざ地獄へ赴くことも多いわけです。
誰だってやりたくはありません。
でも、そうしたことで自己犠牲と多様性を学ぶのです。
これは現在の地上とあまり変わりません。
人間というのものは、永遠とこうしたことを繰り返して成長していくのです。


もちろん、進化すればするほど嫌なものは減っていきますが、
それは相対的なものにすぎないのが現状です。
たとえば大人になれば子供の頃にあった問題には悩まされませんが、
違う問題でもっと悩むことになるのと同じです。



先生は教育に関してはすべて開放されるべきとは考えています。
そのほうが自主性が育まれるからです。


反対派の意見に、やる気のある人に無償化を、というものがありますが、
全面公開のほうが言い訳ができない状況が生まれるのです。


常にチャンスがあるのだから、やらない言い訳はできないのです。


むしろこちらのほうが厳しいかもしれませんね。


これも霊界と同じシステムだというわけです。
霊界では自由度が高いので、反対派が考えるような受動的な人が大勢います。
でも逆に、やろうと思えば常にサポートの態勢が整っているので、
自分からがんばる人には永遠の道が用意されているわけです。


その中で落ちこぼれや駄目な人が出るのは当たり前のこと。
それを支えるのが社会であり、人の自由意志であると考えています。


先生は、地上の霊界化を一番の目的としています。
いや、これも違いますね。


先生の理想を探していたら、霊界というものがあることを教えてもらった、という感じです。


当然物質界なのですべては不可能ですが、
優れた世界の常識を参考にするべきだと考えています。