「ミーラインソフィア」-絵本・童話・生命の知識- ブログページ

ミーラインソフィアのブログページです。
心霊学や体験談もとに絵本や言葉で、より楽しく生きる価値観をご提供できればと思います。
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盾と剣(言い方を工夫しよう)

ここでよく言っているのが、我慢すること、相手の言葉を気にしないこと、


いわゆる反応しない癖をつけてトラブルを防ぐことを伝えています。


魂というものはもともと感情的なものらしく、
経験が浅いと非常に刺激に反応して逆立ってしまいます。
ニュースでもよくちょっとしたことで苛立って大きな事件を起こす人を見ます。
相手の言葉に反応しない、冷静に観察する、見直すことができる、
自分は自分、相手は相手だと割り切れる能力。
これがあれば大きな事件には発展しません。


これがここで言うところの「盾」、身を守るための力です。


ただ、盾だけを構えてじっと何もしないのは、
悪いことはしないけれど良いこともしないということ。
これだけだと人生はなかなかしんどくなっていきます。
ずっと守っているのは心にも負担がかかりますからね。


ならば、次に必要なのは剣。


剣といっても比喩なので、相手を攻撃するためのものではありません。
能動的な力という意味で使っているだけです。
そして、みなさんが身につけるのは、ゴム製の剣でなくてはなりません。
相手をけっして傷つけない剣です。
硬いゴムじゃ駄目ですよ。柔らかいゴムの剣です。


その剣とは、言葉の言い方、伝え方です。


これも多少何度か述べたかもしれませんが大切な力です。
たとえみなさんが盾を身につけても、相手が身につけているとは限りません。
不用意な言葉で相手が激高して、いきなりトラブルに発展する可能性があります。
というよりは、大半の人は盾を身につけていないのです。
ですから言葉の使い方はよりデリケートになります。


言葉の使い方というと丁寧な言葉をイメージしますが、


丁寧語はけっして良い言葉ではありません。


心が伴わない丁寧語はむしろ冷たく感じてしまって、
逆にトラブルの元になるので注意が必要です。


これもこの前言ったように、純粋な好意が力を発揮します。
まず相手に対して無条件の親しみを示すこと。
形だけの笑顔ではなく、


まず心、ハートの部分から相手を想ってみること。


それができれば顔は自然と笑顔になっていきます。


観察してみるとわかりますが、人間は好感を持つ相手になればなるほど
言葉遣いはラフになっていきます。
そりゃそうですよね。仲の良い友達や家族に敬語を使うってのはあまり見かけません。
「やあ、ボブ。元気かい?」「やあ、スティーブ。元気だよ。君はどう?」
と、和やかな会話になります。


これが逆に不機嫌になったり不信感が募ったりすると
「ちーっす、あの件ってどうなりましたー?」から
「あの件ですが、どうなっていますか。弊社としましてはそろそろ期限が迫っており…」
みたいに丁寧語になっていくのです。


こうしたことから丁寧語ってのは武装する言葉と考えてもよいです。
こんな状態では、とても和やかな雰囲気にはなりませんよね。
ですから、会社でも少しくらいフランクなほうが好まれるはずです。



さて、言い方の部分。


言い方で重要なのが、相手を否定しないことです。


これも少し前に言いましたけど、人間には自尊心があるので
最初に否定の言葉があると身構えてしまいます。
そうなると話がまったく通じなくなるわけです。


これを回避するために重要なのが、下手(したて)に出ること。
まずこちらが謙虚な姿勢で頭を下げてから接することです。
特に相手に非がある場合、これが重要な要素になります。


人間の魂は愛と善たる神様の欠片のようなものなので、
その本質は愛と善で作られています。
ですから、悪いことをすると罪悪感が芽生えるもの。
ただ、多くの場合は自己否定を拒んでしまうので、
「自分は悪くない」と意地を張ってしまうのです。


心の中では悪いと思いながらも、いや、悪いと思うからこそ
自尊心が邪魔をして素直に出られないのです。


そして、いつ指摘されるかビクビクしながら身構えています。



そこにいきなり他人が強い言葉で間違いを指摘しまうと
「お前に言われる筋合いなんてない!」と激しい感情に呑まれてしまうのです。


ニュースでも駐車の停め方を注意して~とかいう事件がありましたね。
もちろん、我慢できなかった方が悪いわけなのですが、
こうした場合も、相手に盾がない状態で強い剣で刺してしまったことが原因の一つです。


軽い雑談でも注意が必要なのに、
相手の間違いを指摘するのは非常に高度なテクニックが必要となるのです。
それを知らずに剣を使ってしまうと危険が増します。


はっきり言うと


ムカつく言い方をしないこと


です。


たまにいますよね。
嫌味な言い方をしたり、イラッとする言い方をする人。
窓口や受付でそういう人がたまにいると
「やばい。この人そのうち大きなトラブルに遭うな」と思ってしまいます。


一般人ならば会話を避けることはできても
仕事で用事があってやってくる人とは対話をしなければなりません。
そこでそういった態度でいると非常に危険です。
間違いなくいつかトラブルに遭います。


まあ、逆に捉えると自分が間違っていることを気がつくために、そうした場所に配置されるという神の叡智なのです。


だって、トラブルに遭わないと自分が悪いなんて気がつきませんよね。
これも最初は相手が悪いと思って自己防衛をするのですが
トラブルが続くと「はて、これはおかしい。何か他に原因があるのでは?」
と考え始めて、ようやく自分が悪いことに気がつきます。


ですが、トラブルというものは未然に防げるもの。
実際魂の成長というものも、リスクを負わないで済ますこともできるわけです。
魂の中には、たいしてつまずきもせずにゴールに到着する人もいます。
それは気づく能力に優れているからです。


みなさんは、自分を守るためにも正しい剣の使い方を身につけねばなりません。
ナイフは便利ですが、使い方を知らねば相手を殺す道具にもなります。
正しく使えば、果物をむいたり工芸品を作ったり、良いことに使えます。


言い方の本はいろいろと売っていると思います。
一番よいのは、これも何度か言っているかもしれませんが、


謙虚に相手に尋ねること、ですかね。


よく本に載っているのは


「もしかしたら勘違いかもしれないのですが~」
「僕はこういうことには無知なので、お尋ねしたいのですが・・・」


というように、下から刺激しないように話すことです。
駐車場の一件だったら、本来は絶対必要でなければ言わないほうがよいですが
どうしても入れない状態ならば


「申し訳ないです。あそこに入りたいのですが、なんとかしてもらえませんか? いや、ほんと、お手数をかけて申し訳ないのですが・・・」


みたいな感じで言うしかないですね。
そうすると相手の自尊心があまり反応せず
「ああ、このままじゃ駄目かも」という自己反省を促す可能性が高まるわけです。


まあ、君子危うきに近寄らずという言葉があるように

基本的には危うい場所には近寄らないのが一番です。


どうしても必要な場合に限って剣を使うようにしてください。
不正や悪と戦う場合ですね。
些細なことやどうでもよいことは触れないのが一番です。
さして価値がないことです。



また、人間というものは、よくにたとえられます。
よく相手を怒らせる人は、自分も怒っているのです。
よく相手が笑顔になる人は、自分も笑っているのです。


笑顔は伝染します。
怒っている人に終始笑顔の人が接すると、相手の怒りが収まっていくそうです。
たしかどこかの実験でこういう結果があったと思います。


平和で穏やかで協調の心は、怒りに勝ります。
正義は悪に勝り、真実は嘘に勝ります。


優れた人間というのは、叡智があること。賢明であること。ただ自分の正義を振りかざして相手を傷つけることとは違います。

そして、神は常に正義であり続けること。
悪は正され、公正は維持されること。


これを忘れないでくださいね!