2章 その1 「人はもともと霊的存在で、霊こそが人間の本体です」
もうみなさんは霊人さんの存在は知っていますね。人は死なないので、肉体の死後も生き続けると。こうした知識のすべては実際に死んだ霊人さんからもたらされていることは周知のことです。
では、それはいつからでしょう?
いつから霊人さんになるのでしょう?
たとえば人が死んだとして、死んだ瞬間に霊が生まれる、という考え方。それはちょっと無理がありますよね。魔法じゃないのですから、そんな感じで死後にいきなり生成されるとびっくりしちゃいますよね。なんかしっくりきません。
では、逆に考えて、人はもともと霊的な存在だとすればどうでしょう?
最初から人間は霊的な存在なのですから、肉体を失っても問題ありません。
それはまるで脱皮するようなものであり身体についた垢が剥がれるようなものです。それならばしっくりきますね。だって、いきなり生まれるよりよっぽど合理的な話ですから。
先生は、六歳くらいの頃に「この身体はまるでロボットだな」と思ったことがあります。
自分がこの身体に乗って操縦している感覚が不思議で不思議で、初めて乗ったガンダムのように手を動かしたり足を動かしたりしてよく確認していました。
何をやっても違和感があって、正直好きにはなれませんでしたね。
大人になってからはだいぶ馴染みましたが、二十代でも「まったく、このロボットはすぐに疲れるし不便で使いにくい」と日々愚痴を言っていたものです。
もちろん肉体は普通のロボットよりもっと高度で複雑なものではありますが、イメージとしてはこれと同じだと考えると理解がしやすいかもしれませんね。
となると、この自分が自分であるという意識は、霊という本質に宿っていることになります。
すなわち霊こそが人の意識の本体なのです。
だから仮の宿である肉体が滅んでも意識はなくならないわけです。
私たちはもともと霊であり、今は肉体を持っているにすぎない。霊人さんと私たちの違いは、肉体を保有しているかどうかだけの違いなのです。
ですから、死んで霊人さんになることを怖がることはまったくありません。
なぜならば、みなさんはもう今の段階から霊人として生きているのですから!
ただ今は肉体という(融合系)ロボットに乗っているので意識できないにすぎないのです。
私たちの本当の意識は霊にある。本体は霊である。
ここ、とても重要ですので覚えておいてくださいね!
これを知るだけで幽霊さんなんて怖くなくなります。
「ああ、普通の状態に戻った人なんだな」と思えばよいのですから。
幽霊さんについてはそのうちちゃんとお話しますね!あんなの子供だましのお遊びでしかないのですよ!
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