1章 その5「神は一つ。法則によって宇宙を管理しているのです」
神様は一つです。
すでに神が永遠で不変で無限であることが定義されているので、それを分けるなんてできませんね。
宇宙は一つですか? と問われれば、複数とは答えにくいです。
それと同じで、宇宙そのものが神様の表現なのですから、神様は一つという答えになります。
宗教では、神様を色々な名前で呼びますが、それは神様の側面の一つでしかありません。
また、完全にこれと定義してしまうこともできません。
神様は全能で無限で完全で永遠ですから、それすらもできないのです。
もし定義できてしまえば無限ではなくなる、というちょっとややこしいことになるのです。
とまあ、そこはあまり食いつかなくてもよいのですが、これからもっと重大なことを言います。
霊人さんたちいわく「神とは法則」であることがわかりました。
これによってすべての存在を導いているそうです。
神様が法則? なんだかしっくりきませんね。
では、法則とは何でしょう?
うーん、みなさんが小学生ならば少し難しいですかね。
法則とは、自然法則とも呼ばれ、簡単に言うとこの世界にあるすべての出来事を表現しているものです。
たとえば、私たちがこうして地面を歩けるのは重力があるからです。重力が軽い月ならば、もっとふわふわしています。あるいは、お風呂に入ると水の浮力で体重が軽く感じますね。
いや、そもそも足がなければ歩けません!
髪の毛が伸びること、細胞が増殖すること、もっと言ってしまえば転んで痛いと感じるのも法則なのです。(痛くない人もいます。それも法則です)
そう、法則とは、この世界で起こるすべての大原則になっていることなのです。
法則がなければ何も存在しません。
だって、一定の決まりがなければゲームだって成り立たないでしょう?
ポーカーやババ抜きは、決められたルールがあるから存在しているのです。
生き物だって、遺伝子がなければそもそも存在できません。
ちゃんとした配列があって、それに沿って今の肉体が成立しています。
これはもうあらゆる法則を含みますので、とてもとても一つだけ挙げることなんてできません!
しいて挙げるならば、前に言った原因と結果の法則である因果律。これが基本の絶対の法則として存在しています。
これを作ったのが神様なのです。
これによって細菌とか微生物の管理から、ゾウさんやクジラさんのような大きな生き物、果ては太陽といった星や銀河、宇宙の管理も行っています。
誰一人、何一つ、この法則の枠組みから出ることはできません。
これが神様が宇宙を管理している、ということなのです。
神様そのものが法則として存在しているので、誰も神様に逆らうことはできません。
言ってみれば、私たちは神様の中で暮らしている、と表現することができるのです。
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